2010年5月10日
川崎市においては、高次脳機能障害の方の支援について、平成21年度は相談窓口担当者を対象に研修会を5回シリーズで1年を通し研修会を行ってきました。今年度については、高次脳機能障害を多くの方々に幅広く理解していただくために講演会を開催します。
・長田 乾:医師 (秋田県立脳血管センター 神経内科学研究部 部長)
仮 題 「脳血流からみる高次脳機能障害」
・三村 將:医師 (昭和大学医学部 精神医学教室 准教授)
演 題 「高次脳機能障害:Q&A」
①日 時 平成22年6月13日(日)
12時30分 受付
13時00分 ~ 16時30分
②募集人数 300名程度 参加費無料
県内外に関わらず、高次脳機能障害について関心をお持ちの方であれば、どなた
でも参加できます。
③申込方法 下記「参加申込用紙」にてFAX「044‐959-2815」
E-メール:cw‐zaitaku@hokuriha‐kawasaki.org
平成22年6月10日 締め切り
④場 所 川崎市幸区堀川町66番地20
川崎市産業振興会館 1F ホール(案内図参照)
(JR川崎駅から徒歩5分)
⑤主催 川崎市
共催 川崎市北部リハビリテーションセンター
問合せ先 川崎市北部リハビリテーションセンター・在宅支援室 (担当)池田・松井
TEL:044-281-5453 Fax:044-959-2815
2010年5月6日
【アルコール・薬物依存症(アディクション)セミナー】
アルコール依存症や薬物依存症は「否認の病」と言われます。本人は「いつでもやめられる」「大した問題ではない」と言いながらも、自らの意思ではコントロールができなくなる「病気」です。これらの問題に対してご家族が適切な対応をとることで本人の回復にもつながっていきます。
まずはご家族が依存症の正体について理解し、ご家族自身の生活の見直しとこころの健康回復について学び、実践していきましょう。今抱えている問題にどのように対処したら良いかを一緒に考えて行きませんか。
テーマと日程
第1回 アルコール・薬物依存症とは 6月1日(火)
第2回 依存症者の心理 7月6日(火)
第3回 家族を巻き込む病 8月3日(火)
第4回 イネイブリングとは 9月7日(火)
第5回 家族の対応について 10月5日(火)
第6回 本人と家族の回復 11月2日(火)
会場 川崎市北部リハビリテーションセンター 3階 会議室
麻生区百合丘2-8-2 (小田急線百合ヶ丘駅 徒歩約10分)
時間 午後2:00~4:00
対象 ご家族のアルコール・薬物等の問題で困っている方
(ご参加はどの回からでも随時受け付けております)
参加費 無料
講師 堤 一恵氏
(大石クリニック ソーシャルワーカー)
申込・問合せ先 川崎市北部リハビリテーションセンター内
百合丘障害者センター ℡281-6621
※ご相談に関する秘密は守られますので安心してご相談ください。
2009年5月8日
高次脳機能障害者とそのご家族・支援に携わる方々を対象とした支援ポスターが作製されました。現在、川崎市を中心に病院や関連施設に配布しております。事故や病気の後に、下記のポスターに掲載されている症状でお困りの方、当センターにて支援のお手伝いを承ります。お気軽にご連絡下さい。
高次脳機能障害は、状態が見えにくく、気づかれにくい障害です。しかし、当人やそのご家族、支援者が障害を理解し、適切な対応を行うことで症状が軽くなり生活しやすくなります。
2008年11月10日
当センター3階の階段に、階段昇降機を設置致しました。
住宅改修などのご相談の際、メーカーや他施設等、設置箇所までわざわざ出向くことなく、当センターにおいてそのまま試乗ができます。もちろん、センター見学時の試乗や試乗そのものを目的に来館された方々のご利用もお引き受けしております。
2008年5月19日
総合相談ページ内に“相談事例”のページを作成致しました。
相談事例とは、例えば「杖歩行できていた方が加齢で歩行困難になったため車イス、手すりを導入した」「ご本人の身体的成長に伴い介護者による身体介助が困難になったためリフトを導入した」「病院退院後、外出する機会が減ったため作業所・日中活動の場をご紹介した」など、当センターで対応しました実際の事例情報の概要です。
当センターのご利用あるいはご相談の参考にして頂けると幸いです。なお、人物を特定できる情報の掲載は一切致しません。
2008年4月8日
去る4月5日暖かい土曜日の午後、桜の花びら舞う中、川崎市北部リハビリテーションセンターにてオープニングセミナーを開催しました。「高次脳機能障害と地域リハビリテーション」のテーマで、100名近い方の参加をいただき、大変盛況に開催することができました。
最初に、東京慈恵医科大学リハビリテーション医学講座の橋本圭司先生より「高次脳機能障害にどのように対応するか」の講義をして頂きました。高次脳機能障害の仕組みや症状、簡単に自宅でできる対応方法などについて、ユーモア一杯にお話して頂き、初心者にも非常にわかりやすい講義内容でした。そのなかで「神経心理循環のコントロールが、高次脳機能障害に対するリハビリテーションの鍵である」という事がよく理解できました。
次に、桜新町リハビリテーションクリニック院長の長谷川幹先生より「地域リハビリテーションって?~あせらず、あきらめず~」というテーマで講義をして頂きました。先生がこれまでに実践してこられた具体的な事例を紹介して頂きながら、高次脳機能障害を持つ方に楽しみや役割を提案していくことで主体的な行動を引き出していく事が大切で、それが真の生活の質の向上につながると言うことをお話しして頂きました。「施設は地域に出かけていく拠点である」こと、「障害のある方たちのやりたいことを実現できる体制づくりの大切さ」を改めて認識させられました。今後の当センターの活動指針と大きく関係するお話で、当センタースタッフも気持ちを引き締めて行かなければと感じました。
最後に脳外傷友の会ナナ理事長大塚由美子氏、ナナの会川崎地区会八巻氏より家族会のこれまでの活動経緯と現状の報告をして頂きました。まだ高次脳機能障害がよく理解されていなかった1996年に脳外傷友の会「ナナ」を設立した頃のご苦労から、日本各地の家族会と連携し「日本脳外傷友の会」を設立されたり、国際脳損傷協会の世界大会へも参加されるなど活動の幅を広げてこられた様子をお話しして頂きました。川崎地区会は会員数20数名とまだ小規模ですが、実情アンケートを行ったり、市への要望活動等報告して頂きました。今後当センターも川崎地区会の活動に協力し当事者やご家族の生活に少しでも役に立てるよう、地域での役割を担っていきたいと思います。
講師の先生方の御協力をいただきながら第1回目のセミナーを成功させることができたと感じております。今後も市民の方や関係者のお役に立てるような企画を考えたいと思っております。研究・研修・普及啓発も北部リハビリテーションセンターの大切な業務の一環ですので、このようなセミナーの内容についてご要望がありましたら、北部リハビリテーションセンターの百合丘障害者センターまでご連絡ください。
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